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QIDI Max4、Formnext 2025で発表 – コンシューマー向け最大級の密閉型3Dプリンター

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どうも、YuTR0Nです。

今回はHotなニューマシン登場とのことでプレスリリース記事です。

※本記事中のリンクはアフィリエイトリンクを使用しています。ドイツ旅行の足しにさせてもらいます。

QIDIがドイツで開催される3Dプリント業界で最も有名な展示会のひとつ、Formnext 2025へ出展。QIDIは、コンシューマーグレードの密閉型プリンターの中で最大級のプリントサイズを誇る「大きなプリントサイズと高い精度の両立の難しさ」という業界の課題を解決した、新しいフラッグシップ3Dプリンター「QIDI Max4」を展示。

今後弊ブログでもレビュー予定ですのでお楽しみに。今回はプレス内容を引用しつつ私目線のコメントを入れていく形式で!

ご購入はこちらから!

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お値段はMax4単体が177,999円、Max4 Comboが200,999円となっています。

ただし、11/14-12/8の間は162,999円、Max4 Comboが185,999円となります!

QIDI Max4:最高級の仕様を備えた最大級の密閉型デスクトッププリンター

QIDI Maxシリーズは、その大判で汎用性の高い印刷機能で知られていますが、QIDI Max4で次世代を迎えました 。390×390×340mmのビルドボリューム(以前のMax3より55%大きい)を備えたQIDI Max4は、大規模な工業部品、複雑な金型、カスタマイズされたプロトタイプの製造に最適であり、プロフェッショナルユーザーの可能性を大幅に広げます。

QIDIのMaxシリーズの進化というよりデザイン的にはQIDI PLUS4/QIDI Q2系デザインの強化版といった方がわかりやすそうですね。Q2でもある程度大型化270x270x256、PLUS 4は305x305x280mmときてMax4は390mmもあるので大半の人はもうこのマシンサイズさえあれば事足りてしまいそうです。

この390×390 mmのヒーテッドベッドは、高密度に配置されたヒーティングワイヤーを備えた全面シリコンサーマルレイヤーを特徴としており、クラスで最も均一な設計の1つです。高効率の断熱綿の最下層と組み合わせることで、表面全体に非常に均一な温度分布を実現します。これにより、強力な第一層の接着と安定した温度制御が保証され、大判で反りのないプリントに最適です。

不均一な配置のヒーターや中央部だけ配置のヒーターだとヒートベッドの温度が均一にならず特に大きなものを印刷する際に影響が出てきますがどの程度均一になるのかサーモグラフィーで確認してみたいですね。

QIDI Max4は、新しい高流量ホットエンド(40mm³/s)を搭載し、プリント速度を大幅に向上させ、大型部品の製造サイクルを短縮します。硬化鋼ノズルは、標準的なPLA、ABS、および研磨性のある炭素繊維強化ナイロンなどの一部の工業用材料との互換性を保証します。

高流量のホットエンドがトレンドになりつつあるのはマシンの速度自体が数年前と比較して数倍になったというところが元ではあるかと思います。ただ100mm³/sなどが必要かといわれると0.4mmノズル加速度10Kくらいでは40mm³/sで十分かなとは思います。

また、QIDIが独自に開発した革新的なアクティブツールヘッド冷却システムも初搭載されています。「ポーラークーラー」と名付けられたこのシステムは、冷気をエクストルーダーとフィラメントに直接送り、熱放散を大幅に改善して詰まりを防ぎます。これは、最適化された空気循環で最大65°Cのチャンバー温度を維持する第2世代のアクティブチャンバーヒーティングシステムによって補完されます。これらが一体となって、ABS、ABS-CF、PCなどの高温材料を完璧に印刷するための理想的な環境を作り出します。

これは非常に面白いものですね。他社向けのサードパーティー品で似たものはありますが図を見る限りはフィラメントドライヤーではなく完全に独立した冷風送風ユニットのように見えます。この冷却された空気がどこまでエクストルーダー周りまで届くか興味深いです。これが何の役に立つかというと例えばPLAなどが密閉状態で印刷されたとき環境温度につられてコールドエンドあたりでヒートクリープして詰まってしまう減少などが防げるようになるわけです。

QIDI Max4:安定性と精度の基準を再定義

精度と安定性を向上させるために、QIDI Max4はXY軸に新しいクローズドループモーターシステムを組み込んでいます。このアップグレードには、次の3つの主な利点があります。

最近はクローズドループ採用のマシンが増えてきましたね。そろそろ自作マシンもクローズドループを主流にしていくべきでしょうかね…。クローズじゃないと逆にどうなるか、というとオープンループ式ではイメージでいうと指示だけ与えるのでバスケットボールをシュートした際ゴールに入ったかどうかはわからないというスタイルに対して、クローズドループであればボールが何処に行ったか把握している…というようなイメージで多分大丈夫です。やりっぱなしか指示を与えた後の状況を把握しているかですね。そのためオープンループの場合は脱調したらそのまま永遠にレイヤーシフトしたままになります。

より高い安定性

このシステムは、クローズドループエンコーダーを介してエラーを監視し、偏差を即座に補正することで、ステップ損失を防ぎ、レイヤーのずれを大幅に削減します。

高速稼働時にステップロスしたとしても検知して修正できるということなのでレイヤーシフトしてしまうことを恐れず高速印刷が楽しめるということでしょうか。楽しみです。

精度の向上

トルクリップルが減少することで、「波紋」や「コギング」などの表面のアーティファクトが大幅に減少します。

印刷物表面に現れる波模様には原因がいくつかありますがその中でもモーター起因のものを減らせるということですね。ちなみに1.5GTベルトも改善に貢献する要素です。

効率の向上

モーターは高速でより低温かつ静かに動作し、内部コンポーネントへの熱の影響を軽減し、プリンターの動作寿命を延ばします。

モーターの耐熱温度はかなり高いですがそうはいってもずっと発熱しているといいかというわけでもなく、周りのコンポーネントにも熱が伝わりますし熱が抑えられているに越したことはありませんね。

新たなZ軸機構

超安定Z軸により、優れた表面仕上げを実現します。完璧を目指して設計されたZ軸は、2mmのリードスクリューとアンチバックラッシュナットを利用して、卓越した安定性を維持し、垂直方向の遊びを排除します。この精密なエンジニアリングは、より滑らかな動きと向上したZ軸精度に直接変換され、レイヤーラインを効果的に最小限に抑え、背の高いプリントでも優れた表面ディテールを生み出します。

PLUS4/Q2で特に文句はありませんでしたがそこからさらに洗練されるのは大歓迎ですね!サイズが大きくなっていることもありさらに堅牢な構造にするというのは大物印刷で特に効いてきそうです。印刷物の重量も増えてきますしね。

QIDI Max4は、新しい自動レベリングセンサー、工業用グレードのリニアレール、カスタムの1.5GTベルトなど、広く評価されている機能を組み込むことで、パフォーマンスをさらに向上させます。この堅牢な構造により、非常に滑らかで正確なモーションコントロールが保証され、優れた印刷品質と向上した耐久性が実現します。

1.5GTベルトはPLUS 4あたりから採用が始まっていますね。レベリングセンサーはQ2同様なのかそれともEddyのような渦電流での高速レベリングを行うのか。

QIDI Max4:インテリジェンスによる設計、使いやすさに焦点

QIDI Max4には、画像データと印刷コマンドを迅速に処理する高性能プロセッサーを搭載した新しいAI認識システムが装備されています。高解像度カメラを使用して、印刷をリアルタイムで継続的に監視し、スパゲッティやサポート構造の失敗などの問題を特定します。異常を検出すると、プリンターは自動的に一時停止してアラートを送信し、手動による監視の必要性を大幅に削減し、材料の無駄を最小限に抑えます。

検知精度がどれくらいか、届いたらあえて絶対失敗する条件で試してみたいと思います。

新しい大型スクリーンと再設計されたインターフェースは、よりスムーズな指先操作を提供し、インタラクティブな体験を大幅に向上させます。その機能は、QIDI BOXによってシームレスに拡張され、マルチカラーおよびマルチマテリアル印刷を可能にします。最大16色を同時にサポートし、最大65℃の温度での乾燥を提供します。

QIDI Boxたちを連結するHubのリリースが待ち遠しいですね!またQIDI Boxは印刷中でも加熱できるというところが非常に便利です。

高温機能、卓越した精度、および幅広い互換性を統合することにより、QIDI Max4は、マルチカラーの芸術的なモデルからエンジニアリンググレードの複合部品まで、複雑なオブジェクトの高品質なマルチマテリアル印刷を可能にし、プロフェッショナルユーザーに革命的な体験を提供します。

QIDI Max4は既に予約受付中とのことなので詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。

https://psych0h3ad.link/QIDIMAX4

QIDIの新しいフラッグシップ製品として、Formnext 2025でのデビューは、3Dプリンティングにおける同社の成長する専門知識と革新的な能力を強調しています 。市場で最も競争力のある大判3Dプリンターの1つになる態勢を整えているQIDI Max4は、効率の向上、優れたパフォーマンス、およびよりスマートなユーザーエクスペリエンスを提供する強力な新しいソリューションを提供します。

さらに、QIDI公式ストアは本日11月14日からブラックフライデー・サイバーマンデーセールを実施とのことなので日頃購入に悩んでいた方は今がチャンス!アクセサリーやフィラメントを補充するにも良いタイミングですね。

大型3Dプリンターでの悩みはやはり印刷が不安定になり印刷成功率が低いところだと思うのでレビューではそこも重点的にテストしていく予定です。

アンケートコーナー&詳細スペック

QIDI MAX4について

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QIDI Max4 技術仕様

QIDI Max4 技術仕様

Technical Specification

項目 仕様
基本仕様
印刷技術 熱溶解積層方式
印刷サイズ(幅×奥行×高さ) 390×390×340mm
本体寸法 558×578×612mm
梱包寸法 700×710×750mm
本体重量 Max4 Combo:46.5kg、Max4:40kg
総重量 Max4 Combo:56kg、Max4:49.5kg
XY構造 CoreXY
X軸 高硬度リニアガイドレール
Y軸 12mm高硬度リニアスチールシャフト
Z軸 独立2mmリードスクリューモーター×2、12mmリニアスチールシャフト×4
シェル ガラスとプラスチック
筐体 スチール
X/Yベルト 1.5GT 10mm幅ベルト
X/Yモーター FOC閉ループステッピングモーター
プリントヘッド
プリントヘッド温度 最大370℃
エクストルーダー ダイレクトエクストルーダー、硬化スチールデュアルギア
伝達比 8.9:1
ホットエンド セラミックリングヒーター、マルチメタル
ホットエンド最大流量 40 mm³/s(テストパラメーター:単一外壁モデル、QIDI Rapido ABS、280℃印刷温度)
温度測定ユニット 熱電対
ノズル バイメタルノズル
ノズル径 0.4mm、0.2/0.6/0.8mmオプション
フィラメントカッター あり
フィラメント径 1.75mm
ヒートベッド
印刷プラットフォーム アルミプレートシリコンヒーテッドベッド
付属ビルドプレートタイプ 両面PEIマグネティックビルドプレート
対応ビルドプレートタイプ テクスチャードPEIプレート、スムースPEIプレート、クールプレート
ホットベッド温度 最大120℃
ステータスRGB LED あり
速度
ツールヘッド最高速度 800mm/s
最大印刷加速度 30000mm/s²
ホットエンド冷却ファン RPMフィードバック付き4ピンPWMファン
モデル冷却ファン RPMフィードバック付き4ピンPWMファン
補助パーツ冷却ファン RPMフィードバック付き4ピンPWMファン
冷却
マザーボードファン クローズドループ制御
チャンバー循環ファン 高出力ターボ、クローズドループ制御
チャンバー温度 第2世代 最大65°C、独立チャンバー加熱、RPMフィードバック付き4ピンPWMファン
エアフィルター 3-in-1エアフィルター:G3プレフィルター + H12 HEPA + ココナッツシェル活性炭
エクストルーダークーラー あり
フィラメント
対応フィラメント PLA、PETG、ABS、ASA、TPU、PLA用サポート、PLA/PETG用サポート、ABS用サポート、PET、PA、PC、PVA、PLA-CF、PETG CF、ABS GF、ASA-CF、PA6-CF、PA6-GF、PAHT CF、PPA-CF、PET CFなど
密閉印刷 対応
フィラメント絡まり検出 あり(QIDI BOX必要)
フィラメント切れセンサー あり
センサー
自動レベリング ホットエンドに統合されたLoadSetセンサー
インプットシェーパー あり
停電復旧 あり
AIカメラ検出 あり
電源
電圧 110V / 220-240V AC、50/60Hz(地域別モデルあり)
定格電力 150W+500W(チャンバー加熱)+700W(ヒートベッド)
※ヒートベッドが必要温度(35-120℃)に素早く到達するため、プリンターは約3〜5分間最大電力を維持します。
電子機器
ディスプレイ画面 5インチ 800×480タッチスクリーン
ストレージ 32G EMMCおよびUSB2.0フラッシュドライブ
カメラ カメラ(最大1080P)、タイムラプス対応
制御インターフェース タッチスクリーン、モバイルアプリ、PCアプリケーション
接続性 Wi-Fi、イーサネット、USB
WiFi
WiFi周波数帯 2.4 GHz(2.400–2.4835 GHz)/ 5 GHz(5.150–5.850 GHz)
送信電力(ERP) 2.4 GHz ≤16dBm;5 GHz ≤13dBm
プロトコル IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
ソフトウェア
スライサー QIDI Studioおよびその他のサードパーティソフトウェア(PrusaSlicer、Orcaなど、ただし一部の高度な機能はサポートされない場合があります)
スライシング用ファイル形式 STL、OBJ、3MF、STEP(.stp/.step)など
オペレーティングシステム Windows、MacOS、Linux

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この記事を書いた人

気が付いたら家にプリンターが20台以上ある誤家庭に。

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