どうも、YuTR0Nです!
今回はEIBOSのコールドビルドプレート、KRIOSのレビューです。それぞれそこそこの枚数を刷ってきたので、スペックなど合わせつつ書いていきます。
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます!リンクを経由して購入していただくと私の普段の活動の支えになります。
そもそも「コールドプレート」って何?
ざっくり言うと「低い温度でくっつくプレート」
名前の通りですね。いま主流のPEI系プレート(スムース/テクスチャ)は、PLAならベッド55〜65℃、PETGなら70〜80℃くらいで運用するのが一般的です。だいたいプリンターにくっついてくるのは金色の板。あれは9割がたテクスチャPEIですね。スムースPEIの金色は…昔Energeticの板を買っていた時くらいしか目にしてません。
コールドプレートは、低い温度域で貼り付くように表面が設計されているプレートです。KRIOSの場合、公称はPLA 40℃・PETG 55℃。しかも糊やスプレーなど不要を謳っています。テクスチャPEIでも糊なくてもくっつくよ!というコメントはたびたび見かけますが大量に印刷する際仮に毎度綺麗に洗ったとしても失敗はあるので個人的にはスプレーなどテクスチャPEIならあった方がいいと思っています。

低温で刷れると、何が嬉しいのか
「別に熱くていいじゃん」と思うかもしれませんが、ベッド温度が下がると地味に効いてくることが結構あります。
- 庫内が余計に温まらない……密閉機でPLAを刷るときの天敵が庫内温度。特に夏場。エクストルーダー/ホットエンド周りのヒートクリープ対策としても。
- 立ち上がりが速い/消費電力も少ない……もちろんですが消費電力は下がりつつ、また昇温も短時間で済むので印刷開始までがスムーズです。
そもそも高めの温度域の素材を使うときはテクスチャPEIのままでいいかなと思っています。PLAやPETGなど一個素材を絞って専用プレートにするのがベストだと思います。というのも相性の悪い素材を印刷したあとは洗わないと定着が一気に悪くなります。(たとえばPLAで使った後そのままPETGなど)

EIBOS KRIOSの特徴
KRIOSは2026年4月に発売された、EIBOS初のビルドプレート製品です。他の製品はフィラメントドライヤーがメインです。
1. 前後がない「対称設計」
大体のビルドプレートは両面使用ですがKRIOSはそれに加えセットする方向も2方向対応。ビルドプレートを取り付けるときに向きを気にせず雑にぱっと設置できるのがありがたいです。

ぱっとみわかりませんが手前の形状をチェック!そう、どっち向きでもOKなんです。ちなみに印刷時の底面はスムースなマット仕様に仕上がります。

2. PLA 40℃でヒートクリープともおさらば
我が家は基本PLAから飛んでABSとかなのでPETGはあまり使っていませんがPLAはとりあえず大型のものから小型のものまで重宝しています。冬はもちろん夏こそコールドプレート重要だと思います。






家ではPrusa系サイズ以外はすべて使っています。X、H2CサイズとH2Sサイズは1枚ずつ自腹で買っていますが他のものはEIBOSに提供してもらってます。またKRIOSのテスターだったので他の色であったり限定の名前入りプレートなども!

3. 9層構造
EIBOSの説明によると、高硬度・高磁力のばね鋼をベースに、特殊配合のコーティングを積層した9層構造。表層は微多孔質で、材料が過度に溶けなくても表面に噛み込むという原理のようです。

4. 両面同一仕様
片面を使い込みまくるという方法もあれば名前を書いてそれぞれの面を別素材専用にするのもありかもしれません。
5. 両面にARコード印刷
プレートの両面にARコードが印刷されていて、Bambu Studio側でプレート種別を選んでおけば、純正同様にプリント前に自動照合してくれます。

ラインアップと価格
| 対応機種 | 通常価格 | サマーセール価格 |
|---|---|---|
| Bambu Lab X2D / P1 / P2 / X1 / A1 | ¥5,785 | ¥4,820(-17%) |
| Bambu Lab H2D / H2S | ¥7,071 | ¥6,267(-11%) |
| Bambu Lab H2C / A2L | ¥7,071 | ¥6,267(-11%) |
| Bambu Lab A1 mini | ¥4,178 | ¥3,213(-23%) |
| Snapmaker U1 | ¥5,785 | ¥4,820(-17%) |
| Flashforge Creator 5 | ¥5,785 | ¥4,820(-17%) |
| Prusa XL | ¥7,874 | ¥6,910(-12%) |
| Prusa Core One | ¥5,785 | ¥4,820(-17%) |
2枚以上で送料無料になるので、買うなら2枚まとめて(あるいは他の製品と一緒に)が正解です。
ここが良かった
- 向きを気にしなくていい……対称設計、交換が楽になります。
- 糊がいらない……糊やスプレーの塗布ムラ・清掃地獄から解放される
- 剥がすのが速い……低温なので冷めるのが速く、しならせれば取れる。
- 両面使える……普通ではありますが両面使えるに越したことはありません。
- ARコード対応……純正機能そのままで使いたい人にはありがたいですね。
注意点など
- 使用跡が残る……過去のプリントの跡が白っぽくうっすらプレートに残ります。性能に影響はないので特に気にしてはないです。
- IPA・アセトンが使えない……コーティングを傷めるのでNG。清掃は基本「水拭き」。PEIプレートのノリでIPAを吹くと寿命を縮めます。他のプレートと一緒に清掃しないように。
- ARコードの認識はファームウェア依存……特にX1Cは要アップデート(後述)
Tipsなど
「プレートが違います」系のエラーが出るとき
Bambu Lab公式のガイドラインに従って、ビルドプレート検出を一時的にオフにすればOKです。
X1CでARコードが読めないとき
これはプレート不良ではなく、カメラが汚れているないしファームウェア側の問題です。EIBOSのFAQでも案内されています。
- ファームウェアを 01.11.02.00 以降に更新する(2025年12月10日リリース。Cool Plate系コードの認識精度が大幅に改善されています)
- ツールヘッドのカメラレンズを清掃する……ホコリやフィラメントカスで読み取りが落ちます
- プレートがきちんと平らに、正しい位置に載っているか確認する
お手入れ
汚れたら水拭き。と公式では書かれていますが私は基本中性洗剤で洗っています。

こんな人におすすめ
- 糊やケープの掃除に疲れてもうビルドプレートとお風呂に入りたくない人
- 密閉機でPLAを大量に回していて、ヒートクリープによる詰まりと戦っている人
- プレートの向きを毎回間違える人(私)
逆に、ABS/ASA/PCがメインの人は素直に高温系のプレートを使ったほうが幸せです。1枚で全部やろうとしないのがビルドプレートとの正しい付き合い方だと思っています。
コールドプレートは純正含め数多くありますがKRIOSはあえていうならいい塩梅に弱いコールドプレートですね。純正のSuperTackや他にもかなり接着が強いプレートは多くありベッドは常温でもOKというものはある意味超コールドなわけですが逆に外すのが手間になったりSilk系など積層間の密着が弱め、もしくは細い形状が設置している場合にもげてしまう場合があります。冷蔵庫に突っ込むなどいろいろ綺麗に外すTipsはあるのかもしれませんが頻度多く運用するならそこまでやってられません。対してKRIOSは若干の室温とかと比べると気持ち温度を与えてあげる必要はありますが外すときもサクサクできるので気に入っています。
購入リンク
2026年8月19日時点、EIBOS公式ストアはサマーセール開催中です。お使いの機種に合わせて選んでください。2枚以上まとめ買いで送料無料になります。
まとめ
KRIOSは「とにかく全部に効く万能プレート」ではありません。PLAとPETGを低温で、糊なしで、スムーズに運用したい人のためのプレートです。といっても基本そもそもPLAユーザーが大多数なので万能ではないけど万人に効くプレート、かもしれません。
そして、EIBOSというメーカーそのものに興味が湧いた方は、創業者Duron氏への独占インタビューもぜひ。フィラメントドライヤー専業からここまで来た話が読めます。
【独占取材】フィラメントドライヤーのEIBOS創業者Duron、初めて語る——最初の事業は『3Dプリントシューズ』だった
それでは、良きコールドプレートライフを!
Psych0h3adをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。











コメント