【3Dプリンター】BambuLab X1CでPLAをABS設定で印刷して詰まらせた際の対処法備忘録

どうも、YuTR0Nです。

 

X1 CarbonでPLAをABS設定で印刷開始して詰まらせました!

というお話です。

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ファーストレイヤーチェックとスパゲッティ検知はきっている状態でたまたま覗いた時にフィラメントが吐出されてないことに気づいたので印刷を停止しました。

その後フィラメントを外そうとしましたがどうもフィラメントカッターが戻らないというエラー。

手でグイっと押したらなんとか戻ったものの中で詰まってるようでフィラメントは抜けなかったのでバラすことに。

フィラメントがちょうどギアで送り出す位置で溶けている状態でホットエンド側はすぽんと抜けて解決。

問題はエクストルーダー側。

とりあえずはAMS側から今供給されているフィラメントを手動で送り込んでまずはPTFEとの接続を切ってフィラメントを適当な位置で切ります。

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詰まってる様子

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とりあえずは黄色いギアやテンショナーのバネ類を外します。

上側はエクストルーダーのプラスチック部分を間違って削らないように慎重に溶けてる部分をニッパーでカットして上から引き抜き。

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問題はホットエンド側でギアに近い方は先ほど同様ニッパーでカットを試みたものの上下両方溶けて潰れてるのでうまくいきませんでした。

そこで今回は1.5mmの六角レンチを炙って慎重に押し込むを数回繰り返し最後は軽く叩いて無事ことなきを得ました。この際注意しないといけないのはフィラメントセンサー機構を傷つける可能性、上側の穴を傷つける可能性があるのでただ思いっきり叩く!のはおすすめしません。また1.5mmレンチを炙りすぎてもエクストルーダーのハウジングプラスチックまで溶けちゃっては意味が無いのでPLAが柔らかくなりそうな温度まで勘で炙って突っ込むという方法になります。

(完全に自己責任です)

 

追記: この時は初回なのでホットエンド側も頑張ってしまいましたがそもそもX1はカッターでちょうどホットエンドのところでカットしてるのでエクストルーダー側の詰まりだけ直せば大体ホットエンド側はそのまま出ていきます。逆に炙ったりすると炭化して完全に詰まっちゃう可能性もあるのでまずは一回エクストルーダー側だけ処置して組んでフィラメントをロードして確認することをお勧めします。

余談
もし黄色いギアの叩き出し治具がない場合はStealthburnerでも採用できます(自己責任)
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今回の原因はそもそもAMSにフィラメントを設定する時に間違っていたので印刷開始時にもエラーが出なかったという状態です。流石にただのヒューマンエラーですね...。純正のRFID対応フィラメントなら少なくともこういう事故は起きなそうです。異種材料混ぜてセット/入れ替えた時は設定が合っているか要チェック。

 

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