どうも、YuTR0Nです。
ご縁あってSUNLUよりFilaDryer S4をいただいたので見ていきましょう…
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S4はその名の通り4スプール同時に乾燥可能です!!
最大温度は70℃なので普通に使う範囲のフィラメントなら全てカバーされています。
よくあるフィラメントドライヤーのようにタイマーベースで熱しっぱなしのモードM1と湿度ベースM2が選べます。
今回いただいたのものはPSE取得されてないタイプのロットとなります。330Wのようですね。
シリカゲル用のポケットが2箇所あるので任意のシリカゲルをセットしましょう。
印刷BeforeAfter!
同じGcodeにてテストしてみました。
素材はReprapperのABS-FRです。
▼乾燥前のReprapper ABS-FR
糸引き(Stringing)が明らかにひどいですね。梅雨の時期がまだ来ていないにもかかわらずこんな様子なので梅雨の時期に乾燥せずに印刷したらと考えると…。
▼12時間乾燥後のReprapper ABS-FR
明らかに違いが出ています!同じ素材とは思えないレベルですね。乾燥の大切さが如実にわかります。
SUNLU S2の6.9倍のヒータースペックの実力はいかに?
シングルロール向けのS2から6.9倍のヒーターへ進化しています。
外部を測定した様子。
反射する素材なのでサーマルカメラ測定温度は実温度と若干離れていますがおよそどこが熱いか検討はつきます。
内部を測定した様子。
ヒーター付近は確実に火傷する温度なのでくれぐれも乾燥剤をいれるポケットは冷却後に操作しましょう。
蓋の温度および環境温度を測ってみた様子
外側よりでも73℃あり天面の蓋も50℃を超えるため上に溶けやすいものを置いたりしないでください。
(そもそも置かない方が良いと思います!)
庫内73.7℃だったのは下記の位置です。
S4内のヒータ付近の空間温度は実際は70℃以上の様子。
特にヒーターから熱風が出ている位置は80℃を超えるため実温度より少し下げた温度で設定しても良いかもしれません。
使ってみて
フィラメントドライヤーは実際ヒーター周りだけが熱く庫内温度はそれ以下というものが多いですがS4はそうではないので個人的にはM2モードではなくM1モードに設定し、湿度ベースでの運用の方がエコで良いかと思います。
現状特にリリースはされてないですがSUNLUからポケットにピッタリ入る再利用可能な強力な乾燥剤が出てくれたら嬉しいなと思います。
メリットとしては
- ヒーターを稼働させるタイミングを減らせるので静かになる
- 飛ばした水蒸気の行き先ができる
現状ファンで熱風が庫内に行き渡っているのは良いですがフィラメントからでた水分が出ていく場所として天面側だとPTFEを通す穴しかないため乾燥剤と組み合わせるのが一番良いと考えています。
3kgスプールの乾燥や靴の乾燥まで?!
S4はユーザー自身でModするオプションが用意されています。
オプションパーツを印刷することで3kgスプールの乾燥やシューズドライヤーとしても利用可能です。
素材としてはPETGやABSが推奨されていますが個人的にはヒーター周りなので難燃性のフィラメントがいいのではないかなと思います。
3Dモデルダウンロードはこちらから
https://3dsunlu.com/en/NewsDetail/4354889.html
現在販売価格は$159.99なので150円換算だと24,000¥ほどですね。
2スプールタイプだと1万円越えが多いので価格設定としては妥当かなと思います。
SUNLU公式サイトから購入の場合はこちらから💁♂️
4スプールはいるので複数マシンでの運用、防湿庫としての利用、あとはBambuLabのA1シリーズとの相性が良さそうですね。
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