【3Dプリンタ】意外と使いやすいCarbon-PCフィラメント

どうも、YuTR0Nです。

 

ブログの記事タイトルをレビュー記事にするか3Dプリンタにするかいつも悩みどころです。

 

先日、と言ってもかなり前ですがYouTuberの麦茶さんの企画で5,000円までのフィラメントをプレゼントしてもらえるというモノに当たったので3D BEST-QのCarbon-PCにしました。

 

麦茶さん

麦茶の逸般人工作室 (@darkmatter159) | Twitter

 

 

一応既にNF-SUNRISEをHardend steelタイプのノズルに換装済みだったのでそのまま使いました。温度としては一応外装に描かれている温度で印刷をしてみましたが、200℃あたりでも既に溶け始めてきます。

 

NF-SUNRISE

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サポートは極力つかない形状にすることをおすすめします。大きな部品もしくは外しやすい部位ならいいですが、ネジ用の貫通穴などは六角形にするなどの対応を行った方が後で快適です。

 

冷却ファンについては試しにつけてみましたが、冷却ファンをオンにしたあとの層間の密着度があからさまに落ちて、ベッドから外す際にボソボソともげてしまったので推奨しません。

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カーボン系に共通して言えるのかもしれませんが見た目はかなり綺麗です。綺麗というか誤魔化されるというか。
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マット系のPolyTerraなどだと些細な変化も如実に表面に出てしまいますが、Carbon-PCだと微かな変化は吸収してくれるので仕上がりは綺麗です。

 

また、大物は試していませんが小物ならBrimもなくSkirtのみで問題なさそうです。ビルドシートはENERGETICの両面仕様のものへケープを吹きかけています。

 

 

印刷設定

印刷速度とリトラクション系はこの設定で印刷しました。簡単に印刷できる割に耐熱性と強度を備えているので良い素材ですね。最初は小物をNF-SUNRISEを付けたEnder-3 Proで印刷しましたが、MicroSwiss&Hydraファンを付けたEnder-3 Proで大物印刷した際にダレが気になったので設定を更新しました。ダイレクトドライブ仕様かつKlipperで動かしている場合は参考になるかもしれません。

 

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ノズルが移動する際に少しづつノズルにカスがこびりついてしまった際はZホップを0.2mmから0.5mmへ変更することで解消しました。フローをいじってしまうとその分スカスカになる場所が出てくるのでおすすめしません。小さいものならまだなんとかなりますが大物や複数出す際にこの状態だといずれ物を巻き込んで失敗します。

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ちゃたろうさんのアドバイスが非常に助かりました。

ちゃたろう on Twitter: "Z軸のバックラッシュ対策をされておられるなら、私の場合はZホップを調節します。ただ、フィラメントの性質として薄いオーバーハングがかなり反ってしまうタイプなら諦めてフィラメントを変更します。… "

▼こちらはフローで対処しようとして失敗した例

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