【3Dプリンター】フラッシュフォージ・アドベンチャー Adventurerシリーズ最新 5M Pro!爆速時代へ突入

どうも、YuTR0Nです。

 

今回は登場したてのAdventurer 5M ProをApple Treeさんより提供してもらいました。

 

Apple TreeさんのXアカウント

https://twitter.com/APPLE_TREE_CO

Flashforge JPさんのXアカウント

https://twitter.com/flashforge_jp

 

※本記事内のリンクを経由して商品やサービスを購入していただくと売上の一部が当ブログに還元されます!!

 

 

開梱ファーストインプレッション

開梱最速のやらかし...気づいたらAが吹き飛んでいました。

 

▼剥がす際は丁寧にゆっくりと!

 

画面のガイドに従ってセットアップ!

マニュアルも見ながら進めたいかたはこちらにあります。


最近流行りの機種同様にベッドは最初ネジで固定されているので確実に外してから初期準備を進めていきましょう。

 

外した際にベッド下のマグネットに張り付いた場合は少し強めの磁石を使えば回収可能です。

 

そのほか組み立てる系は後ろのフィラメントホルダーのみです。

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付属のPLAでの印刷。キラキラ系は印刷がよく見えがちということもありますがそれを加味しても非常に綺麗な印刷です。

 

PSEや技適などはApple Treeさんでしっかりと取得済み!熱をもつ機械ですしPSEがしっかりと取得されていると安心できますね。

 

また、追加でHS PLAを2kgいただきました。標準スライサーのFlashPrintにもプリセットが入っているので簡単に使えます。


最初から0.6mmのホットエンドモジュールが付属しているのもいいですね。

カーボン入りフィラメントの印刷も問題なくできました。

 

▼Reprapper Carbon PLA

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FlashPrintから送ると初期層が潰れる現象を確認しましたがこちらはFlashPrintから直で送る際レベリングのオプションが無いことが原因です。Raft使用される方は特に気にしなくてもOKです。Raftを使わない場合は一度USBメモリに保存してから読み込んでレベリングオンで印刷することをおすすめします。

 

(FlashForgeさん!改良お待ちしてます!)

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▼印刷しようとするとLevelingにチェックは入っていないのでチェックを入れること

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FlashPrintのメリットとしては速度など上限値が定められているので純正以外のスライサーを使う場合に比べて安全です。

 

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交換式ホットエンドが非常に便利

BambuLabのX1/P1やCrealityのK1シリーズなどと利便性の面で大きく秀でているのはなんと言ってもワンタッチで交換できるホットエンドモジュールで間違いないです。

 

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ノズルなどのカスタムができないのは割り切って純正を使うというところが普段改造に慣れている人にはデメリットに感じるかもしれません。

 

便利ですが...

ホットエンドは最後までしっかりと!!

▼差し込みが足りずに曲がってしまった様子

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▼この程度の曲がりならまだ望みがあります!!

 

交換部品もすぐ入手できる状態なのでいざという時も頼もしいですね。値段も特段高いということもなく入手性Good。

商品検索 - FLASHFORGE JAPAN 公式オンラインストア(通販)3Dプリンター、フィラメント、消耗品、部品、業務用&家庭用

 

せっかく早く印刷できても「ホットエンド/ビルドプレート」と言った消耗品の入手に時間がかかってしまうと元も子もないです。

 

またCarbon PLA以外にもIEMAI ABS-CFでも複数印刷してみました。反りもなく完璧です。このフィラメントは現在Amazonで買えないですが来年Amazon以外で買えるように頑張っているとのことです。

 

▼VORON0.2R1向け部品

 

▼Crossant235向け部品

 

▼Ender-NG向け部品

 

その他特筆すべきところ

FlashPrintのサポートも独特でかなりピッタリとオフセットが決まっているのでサポート面が綺麗な印象です。Bambu Studioなどはサポートの外しやすさに注力した設定なので外しやすいですが底面が少し荒れやすい印象、FlashPrintは少し外しにくい代わりに底面も綺麗な印象です。あくまで初期設定なだけでどちらも調整次第で変えることが可能です。

 

ツリーサポートで有機的なものを試してみました。

 

FFFタイプのプリンター向けでは無いモデルですがそれなりに印刷できました。

 

ブランドによって自社機種に最適化された安定したスライサーがあったりなかったりするので初心者であるほどプリンター本体のみならずスライサー側もしっかりと整備されている機種がとっつきやすいと思います。

 

社外スライサー

最近の有名どころでいくとOrca Slicerなども使用可能です。出力の際の拡張子は.gcodeでOKです。

Orca Slicerなら元から5M Proのプリセットも用意されていますが若干値が微妙なところ(フローレートなど)もあるのでFlashPrintの値と見比べることをおすすめします。Orca Slicerの調整機能を使えばPressure Advanceや流量補正が可能です。調整した値で設定すればFlashPrintでも調整した値で使用可能です。

 

詳細な使い方は下記を参考にしてみてください。

DeepLやChatGPTを駆使すれば簡単です!!

github.com

Pressure Advanceのなどの値はこちらへ保存します

総評

お値段は執筆時点で84,700¥(税込)です。Klipperを積んでいる自作機などと比べると改造の自由度などはもちろん制限されますが既にFlashforgeを持っている方や有線LANでの接続が可能な点、ホットエンドの交換難易度が低いので頻繁にノズル径を変えたい方に良いですね。学校によくある以前のAdventurerシリーズやdaVinciシリーズより印刷が早いので授業時間内でも印刷できそうなところもメリット。もちろん個人でも早く印刷が終わるのは嬉しいですね。

 

あくまで最大なので全ての設定を外周インフィルトップ全て600mm/sで移動して印刷とはいきませんがそれでも従来機より速いです。

 

5Mと5M Proでの1番の違いでいくと個人的にはやはり扱う素材の違いですね。エンクロージャーがついているおかげで環境温度を高めに維持できるので、PLAのみの方は5Mでも良いのかな?とは思いますが。ProならHEPAフィルターのおかげでPLAの甘い香りも嗅がずに済むのでPLAでもメリットはあります。

 

  • 単色造形
  • PLAよりABSなどの方が多い
  • 音が静かなプリンターが欲しい
  • 高速で印刷できるプリンターが欲しい

 

ここが気になる!などあれば気軽にTwitterのDMまでお願いします。