【3Dプリンター】究極の夢かわビルドプレート?!カスタムプレートで印刷品に差をつける!! BambuLab/Prusaなど

どうも、YuTR0Nです。

 

Ember PrototypesさんからカスタムテクスチャPEIシートのオーダーが開始しました!

 

※本記事内のリンクを経由して商品やサービスを購入していただくと売上の一部が当ブログに還元されます!

 

カスタムテクスチャというと身近なのは夢かわビルドプレート系やカーボン柄のものなど。今回はデータ入稿でカスタム使用を作ることができます!

Custom Textured PEI Plate — Ember Prototypes | 3D Printing Vancouver, Rapid Prototyping, Engineering Design

 

カーボン柄などももちろんかっこいいですが自分のロゴなど特殊なパターンが転写で入っているものは、ただの印刷品より手の込んだ印象を与えつつ特に追加の作業もいらないのでオススメです。

 

Thickにしないと裏面転写は期待できません。

YouTuberのようにタイムラプスをよく撮るしそこでかっこよく見せたい!という方は薄いオプションでもいいですが転写は期待できません。

 

https://www.emberprototypes.com/products/custom-textured-pei/#requirements

 

 

保存したSVGファイルをイラレなどで開いてロゴを追加します。

スウォッチにパターン登録してぱっと並べるのが楽そうですね。

 

ただーし!!この時気を付けてください。もし転写メインの場合は画像を反転させること!!

くれぐれもお気をつけて(教えてくれたくろまめさんに感謝🙇)

 

 

 

 

日本への送料は1,500¥でした。

 

よければPay Nowを押して購入完了です!

 

届いたらまた報告記事でも。

(自腹レビュー)

 

記事のシェアをしていただけると励みになります!

【3Dプリンター】Creality K1C着弾!! 新たなK1シリーズはどこが違う?! 無印系との比較レビュー

どうも、YuTR0Nです。

 

先日発表されたK1C!

www.psych0h3ad.tech

今回はCreality社よりいただいてのレビューとなります!!

 

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▼箱だしでの印刷


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(使用フィラメントはCreality Hyper PLA-CF)

 

まずは総合的な評価としては

 

K1/K1 Maxで話題になった個所をアップグレードしたマシン

 

ただし大量生産をしている構造上変えられないところはそのままの構造なのかと思います。今からK1を検討している人はK1Cの購入をおすすめします。

 

 

Unicorn Nozzleは何がいい...?

この方式のノズルは新しいわけではないですが少なくとも個人向けプリンタはノズルのみのものが多いですが、Unicorn Nozzleは通常Heat Breakなどと呼んでいる部品がノズルと一体化していると考えて良いでしょう。

 

締め忘れなどでフィラメントが漏れてくるのはヒートブレイクとノズルの隙間(画像で赤矢印で示した箇所)です。

またなんといっても常温のままでノズルを外せるのが便利です。メンテナンスの度にノズルをあっためて取り外して、取り付けの際は温めて増し締め...という作業をしなくても漏れることがありません。

 

▼有志が作ったK1モデルにUnicron Nozzleを置いて比較してみた図

Creality K1 CAD Model by Henlor - MakerWorld

 

またそれ以外にもカーボン系のフィラメントをある程度使っていればノズルはもちろん摩耗しますがそれ以外の経路も摩耗します。それを考えるとヒートブレイクのあたりを丸ごと交換するというのは良いですね。ノズルよりは摩耗する量は少ないのでここは一長一短なところはありますが交換は明らかに楽です。


取り付け、取り外しの際はヒータをレンチで固定しつつ付属のノズルを外す用のソケットで回します。

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エクストルーダーの影響を無視してテストしたかったのでOrbiter V2とほぼ同等の構成のCyclopes Extruderを使用しつつSUNLUのMeta PLAにてテスト。謳われている30mm^3/sで印刷できることを確認しました。


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XYモータープーリー

以前と違い小径の20Tほどのプーリへと変更されています。リンギングの原因と言われていた箇所ですね。(表面の波打模様のこと)

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ベッドにシリコンワイパー

K1Cからはビルドプレートにシリコンワイパーが追加されました。本体のベッドについていてもいいかなとは一瞬思いましたが結局ワイパーも消耗品なのでプレート側についているほうが理にかなっていますね。

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ファンガード追加

安全対策UP箇所ですね。

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カメラ標準搭載

最初からカメラが搭載されています。

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冷却ファン

印刷パラメータを調整した後にオーバーハングテストをしてみた結果です。フィラメントを放置してたので細かい糸引きはご容赦を。70度のあたりでも非常に綺麗に印刷できているので冷却力は十分に思えます。


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以前はHXRのEFC-04D 24H (0.3A)でしたがK1Cでは

新しくCHT4024BY-W20C(0.3A)と背面にも穴が空いてる形状のファンへ変更されていました。

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Hyper PLA-CFでの印刷。カーボン入りフィラメントは強度アップに使われることもありますが外観としても非常に綺麗に見えるのでおすすめです。


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JACKPOTゲームの箱部分はK1C、ブロックはマルチカラーでぱっと作りたかったのでX1Cにて。

 

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購入

Creality公式サイトより購入可能です。

 

調整編

まずは公式のGitHubを参考にRoot化。Root化といってもAndroidやiPhone、ゲーム機などでよく聞くものとは程度が違います。

 

ただしこの調整編の内容は自己責任でお願い致します

 

github.com

 

上記へアクセスしてCodeボタンからダウンロード!

 

こちらのフォルダーをUSBにコピー。

 

TeraTermやPuttyなどを使ってSSH。

 

cp /tmp/udisk/sda1/mainsail/* /usr/data/

 

/usr/data/mainsail.sh install

 

fluiddは4408ですがMainsailの場合はIPアドレスの後に:4409でアクセスできます

 

 

▼実際コマンド入れている画面

 

aim6macさんので紹介されてた方法でInput shaperを再測定

www.youtube.com

[gcode_macro INPUT_SHAPPER_X]
description: Measure X axis resonances
gcode:
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor ENABLE=0
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor_2 ENABLE=0
  G90
  G28
  {% set POSITION_X = printer.configfile.settings['stepper_x'].position_max/2 %}
  {% set POSITION_Y = printer.configfile.settings['stepper_y'].position_max/2 %}
  G1 X{POSITION_X} Y{POSITION_Y} F6000
  G1 Z10 F600
  SHAPER_CALIBRATE AXIS=X
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor ENABLE=1
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor_2 ENABLE=1
  SAVE_CONFIG


[gcode_macro INPUT_SHAPPER_Y]
description: Measure Y axis resonances
gcode:
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor ENABLE=0
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor_2 ENABLE=0
  G90
  G28
  {% set POSITION_X = printer.configfile.settings['stepper_x'].position_max/2 %}
  {% set POSITION_Y = printer.configfile.settings['stepper_y'].position_max/2 %}
  G1 X{POSITION_X} Y{POSITION_Y} F6000
  G1 Z10 F600
  SHAPER_CALIBRATE AXIS=Y
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor ENABLE=1
  SET_FILAMENT_SENSOR SENSOR=filament_sensor_2 ENABLE=1
  SAVE_CONFIG
  
[gcode_macro PID_BED]
description: Start Bed PID
gcode:
  G90
  G28
  M106
  PID_CALIBRATE HEATER=heater_bed TARGET={params.TEMP|default(70)}
  M107
  SAVE_CONFIG

[gcode_macro PID_HOTEND]
description: Start Hotend PID
gcode:
  G90
  G28
  M106
  PID_CALIBRATE HEATER=extruder TARGET={params.TEMP|default(250)}
  M107
  SAVE_CONFIG
  

こちらが測定前(初期の自動キャリブレーション結果)

 

いやぁそれでもまだひどいですね。

 

それもそう、まずはそもそもメカ的な調整が終わっていませんでした。

手順にはありませんが左ないし右の片側ずつテンショナーを固定している2本のネジをゆるめてください。そうすることでテンショナー内にあるばねが適切(?)なテンションに引っ張ってくれる(それぞれ外側にばねで押されます)という構造です。

  1. 2本のネジを緩める
  2. テンショナーが勝手にばねの張力で外側へ動く
  3. ネジを締める
  4. もう片側で同じ作業

 

じゃじゃん!!一番良いzvシェーパーに!

 

ベッドのメッシュレベリング結果

 

この測定結果から察するにプレート自体はまっすぐなものの取り付けのベースに対して平行についていないだろうということで修正しました。

 

まずはこちらを導入。

 

github.com

 

ヒーターが搭載されている板とセンサーが搭載されている板の間は9.95mmくらいの六角柱が上下からねじ止め(上からはM4六角穴付き皿、下からはM4六角穴付きボタン)されているので25mmのM4六角穴付き皿ボルトを購入して家にあったシリコンスペーサーをカット&ナイロンワッシャーで大体11mmくらいに高さ合わせをして六角柱の代わりに使い、下からはPrintablesのデータを使ったもので固定しました。締めこむことを考えるとスペーサーの高さは12mmくらいのほうが良かったかもしれません。

Mod:

https://www.printables.com/model/602758-bed-tram-leveling-knobs-for-the-creality-k1-k1-max

 

配線を切らないように注意してください。最後にスペーサーを付ける作業はベッドを90度開いた状態が楽ですが、六角柱など外す作業を終えた後はレベリングがそもそもできない状態なのでZ軸を下げることは通常はできません。もしホーミングせず強引に下げたい場合は下記マクロを参考にしてください。[force_move]も追加する必要があります。現状の高さを0としてそこから下げるというマクロなので当然ですが既にベッドが半分くらいの高さで作業しているのに私のマクロ同様で200mm下げるとプリンターが壊れます。自己責任でお願いします。

 

▼Z200が200mm下げるという意味です。

 

調整後の様子。

 

ベッドの調整が必要かどうかは

大きなものを造形することがありなおかつベッドの傾きが0.5mm以上

と言った基準で試してみると良いかもしれません。

 

他社の最近のマシンも見てみたいところですがClosedなソフトを使っているので実際物理的にどの程度平行なのか確認できません。

 

ただ機構としてはどのマシンもZモーター1個を使って3軸全部動かしているはずなので初期状態で物理的に自動修正はできないはずです。その点はK1Cと同じです。

 

同価格帯の他のマシンと比較する点があるとすればやはりコミュニティの大きさ故MODであったり本体の採寸データが続々と出てくるのでメンテナンスや改造の難易度が低いところ、またRoot化は前提ですが中にアクセスできるところが良いですね。

【3Dプリンター】BambuLab A1 & A1 Combo購入者は要確認! ヒートベッドのケーブル周り由来でリコール対象に。

どうも、YuTR0Nです。

 

このブログは時たまBambu製品上位の検索結果にあるので書いておくことで少しでもユーザーに届いてほしいということで...。

 

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※BambuLab告知・申請フォームへのリンクはアフィリエイトリンクではなく通常のものを使用しています

 

blog.bambulab.com

先日SNSでちらっと話題に上がったBambuLab A1プリンターのヒートベッドのケーブル騒動にて公式より追加で声明。

 

公式からの記事投稿時点で販売されたA1のうち0.1%未満の機種が今回のヒートベッドのケーブル損傷に関連する不具合があり、かつ原因を100%確実には特定しきれていないとのことです。

 

対象はA1のみでA1 miniは問題ありません。

 

これを受けてBambuLabはリコール対象をすべてのA1まで拡大するとのこと。

確実な要因がわかるまでは使用を中止することを強く推奨とのこと。

 

保証のオプションとしては

1:返品 & 返金

A1を返品して他のBambuLabプリンターに切り替えたい場合は$80割引クーポンを配布するとのこと。(ただしA1 min, P1, X1シリーズのみ。アクセサリー類には使用不可)

2:改良版のヒートベッドリリース時に交換

返品せず改良版のベッドが出るまで待てる場合は交換品発送時にBambuLabストアで使える$120分のクーポンを発行するとのこと(すべての製品に適応可能)

 

また国によってはオプション2が適用できない場合があり、その場合は1のみになるとのことです。

詳細はBambulab JPの告知からご確認お願い致します。

 

手続きはこちらから可能とのことです。

https://bambulab.com/ja-jp/support/aone-recall?ref=blog.bambulab.com

 

これを機にX1 Carbonへアップグレード...というのも手かもしれませんね!

 

他の3Dプリンターメーカーと比べると透明性が非常に高いのがやはり好印象です。BambuLabユーザーならインストールしているスマホアプリBambu HandyにA1ユーザーは通知が来ているとのことです。(少なくとも第一報の情報は)

 

クラウドの問題も以前あったりしましたがそうは言ってもやはり繋がっていることによるメリットが強いなと個人的に思います。

 

www.psych0h3ad.tech

追記

Bambulab Japanからも告知!要確認です。

jp.store.bambulab.com

 

【3Dプリンター】VORON 0シリーズ向けFYSETC Catalyst

どうも、YuTR0Nです。

 

今回はFYSETCにCatalystのキットをもらったので色々まとめておきます。CatalystはV0シリーズに特化したボードです。

 

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購入先1

https://s.click.aliexpress.com/e/_DBSqPXb

 

購入先2

https://s.click.aliexpress.com/e/_DmiwhTj

 

まずはここをみながらセットアップ。

github.com

 

 Wi-Fiを設定していく...が...


アクセスは確認できたもののもう一度起動したら繋がらず...

 

sudo nano /etc/network/interfacesで確認したところFYSETCのものがそのままのままだったという。

 

なんと!変わらないんですね(システムに詳しくない)

 

しょうがないので書き換えましょう。

 

ここを自分のものに書き換えてください

Ctrl+Xを押して

Yを押す。

 

名前は変更しないのでそのまま抜けてください。

 

早速の洗礼

 

原因はディスプレイ無いのにcfgで有効になってたというところ。

 

printer.cfgの書き換え

PT1000を使ってるのでGeneric 3950をPT1000に変更

 

そして...気づきました。どうもデフォのprinter.cfgがおかしい。

 

まずこれはいらないので全てコメントアウト。

 

こちらも同様。

 

ホットエンドのファンコメントアウトされているので有効に

 

ベッドのヒーターピンが違うので書き換え必須。

ほんのり暖かいのなんでだろう?と思ってました。爆熱ではなく40℃ちょいくらいでしたが怖いですね。

 

V0.2あたりから出たはずなのにデフォはセンサーレスホーミングじゃないのはなんとも...

 

ZはCurrent低かったので上げました。

 

ソフトのアップデート

kiuahは元から入ってるようなのでまず必要なものは全部アプデしていきましょう。

 

 

まずはKlipperのアプデ

 

次はMoonraker

 

アップグレードしなよ!って教えてくれてますね。アップグレードをしたい人は画面で指示されてるもの、この場合は下記コマンドを後で打ってあげましょう。

/home/linaro/moonraker-env/bin/python3 -m pip install --upgrade pip

 

Debian 10のバージョンなのでCrowsnestが入らない...だと! FYSETCのWikiにあるOSアプデツールを試しましたがソフトに認識してもらえなかったので諦めます。FYSETCに使い方をまた聞いてみます。

 

Klipperをアップデートする

Klipperをアップデートする際はちょっとだけトリッキーです。

 

電源を切って3V3とB0を跨ぐようにジャンパーを入れて電源をつけます。

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SSHで入ってlsusbコマンドを打ち込んでDFUモードのSTMチップが表示されることを確認。

 

そしたら

 

cd ~/klipper

make clean

make menuconfig


設定は下記のように。

 

終わったらQで抜けてmake

 

そしたらmake flash FLASH_DEVICE=0483:df11を打ち込みます。最後の方にエラーっぽいのが出ますが無視。

 

SHHからsudo shutdown nowと打ち込んでから電源を完全に切ったらジャンパーをB0とGに跨ぐとこへ差し直して電源をいれます。この作業をすることで焼かれます。

完璧!

 

総評

いかんせんFirmware Restartを押した時の復帰率が非常に低いです。十中八九エラーが出るという...。Debian 11ならマシなのかな?と薄く期待だけはしています。この手のボードは他はMellowのGeminiを使ってますがGeminiの方が簡単だったのと資料がまとまってるなという印象。今後のアップデートに期待ですね。

 

今回マシンに使う予定なのはEibosにいただいたArtemisエクストルーダー。

https://shrsl.com/4c55p

 

その他Modなど。

https://www.printables.com/model/677225-voron-00102-fysetc-catalyst-v1-mount

https://www.printables.com/model/491293-voron-v0-auxiliary-fan-ducts

 

cfgファイルは固まればアップロードします。

 

【3Dプリンター】Klipperのログを簡単に確認できるKlippylyzer

どうも、YuTR0Nです。

 

Klipperでエラーしたけどエラーログ眺めるのはしんどい!!!

 

ですよね?

 

私は少なくもしんどいです。目がチカチカしてきますね。

 

そこで今回はKlipperのエラーログklippy.logファイルを簡単にチェックできるツールの紹介。

 

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実際配線ミスしているエラーのログを読み込んだもの。直近の温度変化が全て視覚的に確認できます。

 

それ以外にも使用していたcfgの内容も確認可能。

 

アクセスはこちらから!

klippylyzer.github.io

 

UPLOAD A LOG FILE!をぽちっと押してアップします。

 

アップするファイルはWebインターフェースのMachineとかのタブからゲットできます。

 

もしくはエラー画面からも取得できます。KLIPPER LOGをぽちっとしてください。

 

最後になんとなくおすすめの4010ファン。

https://s.click.aliexpress.com/e/_DCnfjQh

 

 

【3Dプリンター】EIBOSから2連フィラメントドライヤー Polyphemus登場

どうも、YuTR0Nです

 

寒い季節はいえフィラメントは吸湿するものです。

 

EIBOSのPOLYPHEMUSをいただいたのでレビューしていきます!!

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2個通常の1kgサイズフィラメントを格納、もしくは3kgリールをセット可能です。Phaetusの500gリールならちょうど4本入ります。

 

また湿度上限を設定することで自動で加熱して調整するという優秀なモードを搭載しています。

 

気になる方はこちらからどうぞ!

 

現在セール中で3kgフィラメント乾燥用の拡張パーツも付属してきます!

 

通常版の場合は3kg拡張キットは付いていないです。

 

先代のマシンからの改良点

まずはなんと言ってもフィラメントをストレスフリーに交換可能に。

これは実際使ったことがある人じゃないと想像しにくいかもしれませんが他メーカーフィラメントドライヤーでもあったりする煩わしいポイントで、フィラメントを取り出したい、交換したい時に蓋を開けようとすると蓋側にPTFEチューブがついているので一緒にガラガラと引っ張られてしまいます。

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以前のモデルや他社モデルも含め地味に操作性が悪かったところなので非常に満足です。蓋を開ける時にフィラメントまでついてきて折れるというケースも。

 

▼先代のマシン

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もちろん今回のモデルはハンドルも付いているので開けやすくなっているのもGood!

 

自動回転機構搭載

ヒーターガンガン直当てな構造から周期的に正転逆転することで均等に乾燥できる構造に!

 

ただこちらOリングに押し当てて摩擦で回す構造なのでどの程度の頻度で交換が必要かはまだ未知数です。今のところ届いてからずっと使っていますが問題はなさそうです。予備でモーター自体も付属しています。

 

板越しだとサーマルカメラでうまく測れないので色が変化するフィラメントを購入して試してみました。

 

▼外周から均一に色変化

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サーマルカメラで覗くとこんな感じです。(回転させてないモードです)


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▼ヒーター付近の環境温度


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シリカゲルをセットするスペースはPTFEチューブ固定の蓋の下にあります。蓋をセットする際は外側に押すことでカチッと固定できます。複数ブランドのPTFEを試しましたが特に問題なさそうです。

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このエリアに収まるボックスを作りたいので寸法をもらう予定です!!

 

拡張オプション:3kgリール

追加の3kgフィラメント用のパーツを使うことで嵩上げして3kgのフィラメントも乾燥可能です。

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フィラメントテスト

フィラメントの乾燥性能を試すために下記フィラメントで実際印刷して問題ありませんでした。

  • IEMAI ABS-CF
  • aeWorthy ABS-GF
  • aeCoating NexPA-CF25
  • Reprapper MPLA
  • Reprapper Carbon PLA
  • Polylite ABS

 

今からフィラメントドライヤーを購入検討している方や今の置き換えを検討している方は是非!

【3Dプリンター】フラッシュフォージ・アドベンチャー Adventurerシリーズ最新 5M Pro!爆速時代へ突入

どうも、YuTR0Nです。

 

今回は登場したてのAdventurer 5M ProをApple Treeさんより提供してもらいました。

 

Apple TreeさんのXアカウント

https://twitter.com/APPLE_TREE_CO

Flashforge JPさんのXアカウント

https://twitter.com/flashforge_jp

 

※本記事内のリンクを経由して商品やサービスを購入していただくと売上の一部が当ブログに還元されます!!

 

 

開梱ファーストインプレッション

開梱最速のやらかし...気づいたらAが吹き飛んでいました。

 

▼剥がす際は丁寧にゆっくりと!

 

画面のガイドに従ってセットアップ!

マニュアルも見ながら進めたいかたはこちらにあります。


最近流行りの機種同様にベッドは最初ネジで固定されているので確実に外してから初期準備を進めていきましょう。

 

外した際にベッド下のマグネットに張り付いた場合は少し強めの磁石を使えば回収可能です。

 

そのほか組み立てる系は後ろのフィラメントホルダーのみです。

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付属のPLAでの印刷。キラキラ系は印刷がよく見えがちということもありますがそれを加味しても非常に綺麗な印刷です。

 

PSEや技適などはApple Treeさんでしっかりと取得済み!熱をもつ機械ですしPSEがしっかりと取得されていると安心できますね。

 

また、追加でHS PLAを2kgいただきました。標準スライサーのFlashPrintにもプリセットが入っているので簡単に使えます。


最初から0.6mmのホットエンドモジュールが付属しているのもいいですね。

カーボン入りフィラメントの印刷も問題なくできました。

 

▼Reprapper Carbon PLA

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FlashPrintから送ると初期層が潰れる現象を確認しましたがこちらはFlashPrintから直で送る際レベリングのオプションが無いことが原因です。Raft使用される方は特に気にしなくてもOKです。Raftを使わない場合は一度USBメモリに保存してから読み込んでレベリングオンで印刷することをおすすめします。

 

(FlashForgeさん!改良お待ちしてます!)

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▼印刷しようとするとLevelingにチェックは入っていないのでチェックを入れること

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FlashPrintのメリットとしては速度など上限値が定められているので純正以外のスライサーを使う場合に比べて安全です。

 

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交換式ホットエンドが非常に便利

BambuLabのX1/P1やCrealityのK1シリーズなどと利便性の面で大きく秀でているのはなんと言ってもワンタッチで交換できるホットエンドモジュールで間違いないです。

 

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ノズルなどのカスタムができないのは割り切って純正を使うというところが普段改造に慣れている人にはデメリットに感じるかもしれません。

 

便利ですが...

ホットエンドは最後までしっかりと!!

▼差し込みが足りずに曲がってしまった様子

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▼この程度の曲がりならまだ望みがあります!!

 

交換部品もすぐ入手できる状態なのでいざという時も頼もしいですね。値段も特段高いということもなく入手性Good。

商品検索 - FLASHFORGE JAPAN 公式オンラインストア(通販)3Dプリンター、フィラメント、消耗品、部品、業務用&家庭用

 

せっかく早く印刷できても「ホットエンド/ビルドプレート」と言った消耗品の入手に時間がかかってしまうと元も子もないです。

 

またCarbon PLA以外にもIEMAI ABS-CFでも複数印刷してみました。反りもなく完璧です。このフィラメントは現在Amazonで買えないですが来年Amazon以外で買えるように頑張っているとのことです。

 

▼VORON0.2R1向け部品

 

▼Crossant235向け部品

 

▼Ender-NG向け部品

 

その他特筆すべきところ

FlashPrintのサポートも独特でかなりピッタリとオフセットが決まっているのでサポート面が綺麗な印象です。Bambu Studioなどはサポートの外しやすさに注力した設定なので外しやすいですが底面が少し荒れやすい印象、FlashPrintは少し外しにくい代わりに底面も綺麗な印象です。あくまで初期設定なだけでどちらも調整次第で変えることが可能です。

 

ツリーサポートで有機的なものを試してみました。

 

FFFタイプのプリンター向けでは無いモデルですがそれなりに印刷できました。

 

ブランドによって自社機種に最適化された安定したスライサーがあったりなかったりするので初心者であるほどプリンター本体のみならずスライサー側もしっかりと整備されている機種がとっつきやすいと思います。

 

社外スライサー

最近の有名どころでいくとOrca Slicerなども使用可能です。出力の際の拡張子は.gcodeでOKです。

Orca Slicerなら元から5M Proのプリセットも用意されていますが若干値が微妙なところ(フローレートなど)もあるのでFlashPrintの値と見比べることをおすすめします。Orca Slicerの調整機能を使えばPressure Advanceや流量補正が可能です。調整した値で設定すればFlashPrintでも調整した値で使用可能です。

 

詳細な使い方は下記を参考にしてみてください。

DeepLやChatGPTを駆使すれば簡単です!!

github.com

Pressure Advanceのなどの値はこちらへ保存します

総評

お値段は執筆時点で84,700¥(税込)です。Klipperを積んでいる自作機などと比べると改造の自由度などはもちろん制限されますが既にFlashforgeを持っている方や有線LANでの接続が可能な点、ホットエンドの交換難易度が低いので頻繁にノズル径を変えたい方に良いですね。学校によくある以前のAdventurerシリーズやdaVinciシリーズより印刷が早いので授業時間内でも印刷できそうなところもメリット。もちろん個人でも早く印刷が終わるのは嬉しいですね。

 

あくまで最大なので全ての設定を外周インフィルトップ全て600mm/sで移動して印刷とはいきませんがそれでも従来機より速いです。

 

5Mと5M Proでの1番の違いでいくと個人的にはやはり扱う素材の違いですね。エンクロージャーがついているおかげで環境温度を高めに維持できるので、PLAのみの方は5Mでも良いのかな?とは思いますが。ProならHEPAフィルターのおかげでPLAの甘い香りも嗅がずに済むのでPLAでもメリットはあります。

 

  • 単色造形
  • PLAよりABSなどの方が多い
  • 音が静かなプリンターが欲しい
  • 高速で印刷できるプリンターが欲しい

 

ここが気になる!などあれば気軽にTwitterのDMまでお願いします。

【3Dプリンター】BambuLab X1 Carbonで0.2mmノズルで綺麗に印刷する際のコツ/調整など

どうも、YuTR0Nです。

 

今回はBambuLab X1 Carbonで0.2mmノズルを使う場合のTipsを。

 

マニュアルキャリブレーション必須!!!

 

そう。そうなんです。0.4mmは完璧ですが他はまだ微妙。でも大丈夫です。Bambu Studioからキャリブレーションしていきましょう。自動調整のはずなのに汚い!!って思ってた人も多いはず。

 

www.psych0h3ad.tech

www.psych0h3ad.tech

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Flow Dynamics

CrealityでいうMotion Advance、KlipperでいうところのPressure Advanceですね。

 

0.2mmノズルは自動調整できないので手動を選択(Manual)

 

パターン方法をおすすめします。

角が1番綺麗にでている値を選択。

ReprapperのMPLAで0.165を選びました。

デフォルトで設定されてる範囲内で見つからなければもう一度やり直して範囲を増やしてみるのをお勧めします。

 

 

というか0.2mmのPAの値ってこんなに大きいんですね...?

 

Flow Dynamicsをいじったものはこちらでみれます。

 

Flow Rate

お次は表面のフロー。同じくマニュアルで。

 

見分けるのが難しいですが私は触った感じではなくiPhoneのライトなどで照らした際一層前のラインが透けて見えるかどうかで判断しました。色が薄いものだと難しいですがライトを当てた際に前のラインが隙間から見えて格子状になっているならフローが足りてないので天面のラインだけが見える状態のものを選びました。


Flow Rateをいじったものはこちらから選択できます

 

結果

かなり改善できたと思います。

 

▼適当にFlow Dynamicsのみチューンしたもの

まだ角がオーバーシュートしているのと表面が荒いです。

一層前が隙間からこんにちわしていますね。

f:id:YuTR0N:20231125131711j:image

 

▼チューンしたもの

角部のオーバーシュートが減り表面も綺麗に。これ以上詰めれる気もしますが個人的にはこれで満足なので終了。

f:id:YuTR0N:20231125131729j:image

 

▼チューンしたものを超高速プロファイルで流したもの

角部はいけてますが表面は若干荒れる模様。

f:id:YuTR0N:20231125131750j:image

 

この値でスライスして印刷する際注意する点としては送信する際「Flow Dynamics Calibration」のオプションは切っておきましょう。そうでないとせっかく調整した意味がありません。印刷の時間も若干短縮されますね。

 

ホットエンド購入の際は是非こちらから!

 

【3Dプリンター】Siboor VORON2.4 AUG.2023 キットへソフト設定など。Canboot?Katapult?Klipper?!

どうも、YuTR0Nです。

 

CAN仕様のマシン3台目になるのでそろそろ何か記録を残そうかと思い腰をあげました。

 

いまだに雰囲気でCANを構築しています。

 

※本記事内のリンクを経由して商品やサービスを購入していただくと売上の一部が当ブログに還元されます!!

 

今回はこちらのキット(AliExpress: こちら)を購入したので備忘録がてらに。

 

Octopus Pro V1.0+BTT Pi+EBB 2209 RP2040という組み合わせです。何も焼かれてない前提での作業となります。

 

(購入検討中の方はお気軽にTwitterへDMをください!)



雰囲気でKlipperをやってる人でもできるフワッとした表現で説明してるので

そこはコンパイルとは言わねぇ!

などというところは目を瞑ってください。

 

今回メインでお世話になるもの

github.com

 

BTT Piの設定

私は初っ端にフライングで送ってもらったのでソフトの設定がされていないものが届きました。なのでまずはBTT Piのイメージをフラッシュするところから。

 

SiboorのキットだからBTT Piというだけでなんでも大丈夫です。Raspberry PiでもOrange Piでも。個人的にOrange Piは癖があるのでRaspberry Piがいいと思います。その場合は普通にMainsailOSなど焼いてあげてください。Orange Piのやつは...忘れました。

 

用意するもの

  • パソコン
  • balenaEtcher
  • microSD(8GB以上が望ましい/ただし32GB以下)
  • BTT Pi (AliExpress)

 

Google Driveのものをダウンロード

(SystemをクリックするとGDriveに飛びます)

github.com

f:id:YuTR0N:20231024124843j:image

balenaEtcherで書き込み。

書き込みが終わったら一度microSDを外してもう一回差し込んでください。

 

設定ファイルにWi-FiのSSID(Wi-Fiの名前)とパスワードを書き込む。

ここのWi-Fi設定を参考にしたらOKです。

 

通常多分ボードは焼かれてると思うので単純にリンク先の手順に従ってConnect the motherboard and EBBを参考にすれば良いと思います。

 

Raspberry Piと違って多分ですが直でType-C経由でパソコンと繋いでもアクセスできません。最悪ここは行わなくてもあとでKlipper Screen経由で設定できます。

 

※全部配線終えた後一部外してやる場合、SiboorのAUG版のでBTT PiにUSBで電源供給するとブザーで怒られるので24V供給ラインをどちらか外してあげればOK。

 

まずはKiuahで全部アップデート

あとでアップデートなんて面倒ですからね。先に最新にしましょう。Kiuahの使い方は至ってシンプル。

github.com

 

とりあえずklipper、Mainsail、Moonraker、Klipper Screen、crowsnestなどなど全部最新にしておきましょう。

 

BIQU/BIGTREETECHのOctopus ProにKatapalutを導入する

そもそもkatapultって何やねんって話なんですが私もよくわかりません。Canboot Reborn!みたいな感じで理解しとけばいいんだと思います。

 

今回プロセッサーはF446タイプでした。他のバージョンの方は注意してください。

AliExpress: Octopus Pro

 

まずはkatapultのGithubの指示に従って

 

cd

cd katapult

make clean

make menuconfig

 

Micro-Controller...STM32を選択

プロセッサーモデルはSTM32F446を選択

Clock Referenceは12MHz

Application Start Offsetは32KiB offset

Support bootloaderほにゃららはチェック

終わったらQキーを押してSaveするかと聞かれたらY。

そしたらmakeと打ち込んでコンパイルしてもらう。

今回必要なcanboot.binがファイルが生成されるます。

 

BTT Pi経由の場合

全て配線済みの状態でOKです。Octopusにジャンパーを差してリセットボタンを押す。


その後

lsusb

と打ち込むと下記のようなものがあるので(小文字のエルです)

BUS XXX Device XXX : ID 0483:df11 STMicroelectronics STM Device in DFU mode

 

 

0483:df11の部分を覚えてください

下記のコマンドの赤文字部分を置き換えたものをコピペしてGo!!

sudo dfu-util -a 0 -D ~/katapult/out/canboot.bin --dfuse-address 0x08000000:force:mass-erase:leave -d 0483:df11

 

成功したらジャンパーを外しましょう。

 

パソコン経由でやりたい場合

canboot.binをWinSCPなどでパソコンに移動。

どこに生成されたかわからん!という場合は適当に上に戻りまくってhomeを探す

 

biquを開く

 

katapultを開く

 

outを開く

 

Octopus Proにジャンパーを差し込みボタンを押してDFUモードにしたらパソコンとOctopus Proを接続。

STM32Programmerで削除&書き込み

※STM32Programmerを使うときはCURAが動いてないことを確認してください

 

使うのはcanboot.binです。katapult.binなどは使いません。

 

BIQU/BIGTREETECH EBB 2209 RP2040にKatapultを導入する

同じような感じです。

AliExpress: EBB 2209 RP2040

 

github.com

まずは作っていきましょう。

cd

cd katapult

make clean

make menuconfig

 

下と同じ設定になるように選んでmake

 

EBB SB2209 RP2040もBTT Piから直接フラッシュします。

ジャンパーさしてDFUモードにした状態でID調べてkatapultを書き込みという流れです。この際ジャンパー差す前に電源ケーブルは抜いてください。(黒いごついやつ)

 

▼ジャンパーはここ。小さいので気を付けて。

 

そしたらType-CとBTT PiのUSB AポートをつなげてBootボタンを押しっぱなしの状態でリセットボタンをカチッと押してください。親指の爪とかで一気にできる気がします。これでDFUモードに突入。

 

あとはOctopusと同じ感じです。

 

make flash FLASSHDEVICE=2e8a:0003

 


ここまで終わったらあとは通常の本体の配線に戻す。ジャンパーの抜き忘れ戻し忘れに注意。

 

  • Octopus Proのジャンパー1箇所
  • EBBのジャンパー1箇所(小さいので落とさないように!)

 

余談

-uと-dって何?!って方はFlash tool usageの説明欄をチェック!

 

Klipperを入れていく

次はOctopus、EBBにKlipperをいれていく。

まずは下記コマンドでOctopus Proのシリアル番号を探しましょう。

 

cd

ls /dev/serial/by-id/*

 

余談:今回引き出してる文字の羅列はこれのタイプなので-dを使うようですね。

 

/dev/serial/by-id/usb-katapult_stm32f446xx_3B0045000450534E4E313020-if00

 

下記のコマンドで書き込みます。緑部分はご自身のに置き換えてください。

cd

cd katapult

cd katapult/scripts

python3 flashtool.py -i can0 -f ~/klipper/out/klipper.bin -d /dev/serial/by-id/usb-katapult_stm32f446xx_3B0045000450534E4E313020-if00

 

うまくいくとこんな感じ。

 

焼けたことを確認

cd

cd katapult

cd ~/katapult/scripts

python3 flash_can.py -i can0 -q

 

これらを打ち込むと繋がってるデバイスの状態が確認できます。上のUUIDがe3a4b7b8e19b(Octopus Pro)のものがApplication : Klipperとなっているので無事成功。

下のハイライトしている046...がEBBのUUIDでこちらはもちろんまだKatapultの状態。

 

ということでお次はEBB。

 

Klipperディレクトリに移動

cd

cd klipper

make clean

make menuconfig

 

あとはRP2040に適した内容にして

make

IDを調べるコマンド

 

cd

cd katapult

python3 flash_can.py -i can0 -q

 

フラッシュ方法はこんな感じ。赤文字は自分のものに合わせて変えましょう。

cd

cd katapult

python3 flashtool.py -i can0 -f ~/klipper/out/klipper.bin -u 046799bc1633

 



完成!

 

一応念のために確認してみましょう。

cd

cd katapult

cd ~/katapult/scripts

python3 flash_can.py -i can0 -q

 

両方Klipperになりました!万歳!

 

あとはprinter.cfgの[mcu]およびEBBのところのIDを書き換えてあげるだけです。このUUID: XXXXのXXXXをコピペするだけです。

 

おう?BTT Piって技適ないんじゃ?という話。

特例申請しましょう!!

 

後日談

この後Xol ToolheadにしたかったのでMellow FLY SHT36 V2に換装したのですがどうもうまくいかず...解決方法は公式手順にあるショートさせる手順でCanbootモードに突入させるやつでした。めちゃくちゃちっこいので小さなマイナスドライバーの先っぽを塗装剥いてとかがいいと思います。

 

あとは各種IDやCANのボーレートみたい場合

Fly Toolが便利です。Mellowのボードでなくても使えます。

 

インストールした後はKlipperにWebからアクセスするときのIPアドレスのケツに:9999と書いてあげるだけでアクセスできます。SSHターミナルもあります!!ソフトいっぱいでめんどくせぇ!という人やブラウザでもサクッと見れるようにしたい人におすすめです。

Fly Klipper Docs

 

f:id:YuTR0N:20231228124429j:image

【3Dプリンター】新たなメッシュレベリングセンサー Cartographerが登場!

どうも、YuTR0Nです。

 

今回は海外の知り合いから新しいセンサーをプレゼントしてもらいました!

 

Cartographerは形が似てる某センサーと設置寸法などは互換ですが

 

  • 低コスト
  • オープンソース

 

という点が違います。

 

最近はTapなどもありますがマルチポイントかつ高速にレベリングとなるとこれには勝らないです。

 

Cartographer3D - Eddy Current Induction Sensor – Cartographer3D- Home of the Cartographer Probe

 

庫内温度が100度を超えるような環境だとRP2040なので不安なところはありますが大抵大丈夫だと思います(多分)

 

f:id:YuTR0N:20231025175354j:image

 

GitHub

cartographer-probe/README.md at main · Cartographer3D/cartographer-probe · GitHub

 

V1はUSB接続の仕様ですがV2としてCANバージョンも検討中とのこと。

 

近々ZEROGに搭載して動かします。

 

USBは4芯あればいいのでCANツールヘッドの4芯合わせた8芯のロボットケーブルで動かす予定です。

 

送料無料キャンペーンはあと6日ほどで終わるとのことです。

 

この記事の共有数がある程度いったらプレゼント企画しますのでシェアしてくださいね!

【3Dプリンター】IEAMI ABS-CF/PETG-CFカーボンファイバーフィラメントのBambuLab X1 Carbon向け印刷推奨設定

どうも、YuTR0Nです。

 

今回はIEMAIのElkesonさんにBambulab X1 Carbonでの推奨設定を教えていただいたので共有します!

ただフィラメントパラメータを使用して発生した破損などは一切責任は負いませんのでご了承ください。

 

ElkesonさんのTwitter!

Elkeson (@Elkeson16) / X

 

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前提条件として

  • フィラメントがしっかり乾燥してある
  • 焼き入れノズルである
  • AMSを使用していない
  • 乾燥させながら供給

以上4点は必須です。

 

事前に乾燥させる際はテスコムの低温コンベクションオーブンやSUNLUのS2などがおすすめです。

 

SUNLUから4連のドライヤーも出ますし某私が使っているメーカーのもそろそろNEW!!な製品が出ると思うのでまだ待ってもいいかもしれませんね。季節的に湿度がまだしんどいので。

 

 

選ぶ際は70度まで上げられるかどうかで選ぶといいです。ただしテスコムに突っ込む場合は若干さげた温度でないとスプールが溶けます。

 

2023/09/18更新

IEMAIは順次耐熱スプール仕様で発送しているようです!耐熱温度などわかったらまた共有します。

 

 

 

 

 

PETG-CF
Printing Temperature 230℃ Build Plate Temperature 70℃
Printing Speed 60mm/s Layer Height 0.2mm
Retraction Distance 0 Retraction Speed 0
Keep Fan Always On Yes Reduce Printing Speed for Improved Cooling Yes
Overhang/Bridge Forced Cooling Yes    
Cooling Overhang Threshold 10% Overhang Fan Speed 90%
Minimum Fan Speed Threshold
Fan Speed 40% Layer Time 30s
Maximum Fan Threshold
Fan Speed 90% Layer Time 8s
Support Part Cooling Fan Speed 50% Minimum Printing Speed 20mm/s

 

 

ABS-CF
Printing Temperature 240℃ Build Plate Temperature 80℃
Printing Speed 60mm/s Layer Height 0.2mm
Retraction Distance 0 Retraction Speed 0
Keep Fan Always On Yes Reduce Printing Speed for Improved Cooling Yes
Overhang/Bridge Forced Cooling Yes    
Cooling Overhang Threshold 25% Overhang Fan Speed 80%
Minimum Fan Speed Threshold
Fan Speed 10% Layer Time 30s
Maximum Fan Threshold
Fan Speed 80% Layer Time 3s
Support Part Cooling Fan Speed 50% Minimum Printing Speed 20mm/s

【3Dプリンター】BambuLabユーザーにお勧めの印刷設定Tips お財布にも地球にも優しく?!

どうも、YuTR0Nです

 

マルチカラープリンターといえど単色でいくつか出したい場合もあるはず。

でもその場合そのままの設定だと非常に時間がかかるうえにこのように赤と白という条件の悪い組み合わせだと仮に印刷しても白側に色が残る可能性が非常に高いです。

 

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▼これはみんながやってしまいそうな悪い例

 

▼こちらがおすすめの方法

 

どうやるんじゃい?!?!

 

簡単です。スライス設定のOthersの中でPrint sequenceをBy layerが初期設定なのでBy objectに設定します。

そうすることでパーツ1個印刷し終えたら次のパーツの印刷を開始という動きに変わります。

 

デメリットとしてはPrime Tower(色変えの時のタワー)が使えなくなります。あとはシンプルに印刷できるスペースが減ります!

 

なぜ減るのか?!

 

答えは、パーツごと印刷する際にツールヘッドが動くスペースを確保する必要があるからです。この範囲を確保してないと既に印刷したパーツにダイブしたりという大惨事が発生します。(Bambu Studioは自動で算出されてるので大丈夫)

 

とはいえ実際シンプルなマルチカラー印刷であればタワーを作らなくても綺麗に造形できます。例えば青い部品と赤い部品それぞれに黒いワンポイントが入ってるものをBy object印刷など。


また少し脱線して単純にエコに印刷したい時はTopとBottomをゼロにしてハニカムインフィルを選択するという荒技もあります。スプールホルダーなんかそこまで負荷もかからないので節約して印刷する方がお財布に優しそうです。特に大体フィラメントメーカーが出してるやつは中央のロゴに無駄に面積を食っているだけなので尚更おすすめです。

 

▼そのままでスライスした状態

 

▼変更後。材料はなんと半分に!

 

また色移りしやすいコンボ、例えば白と黒に何かを合わせるといったものの場合フラッシュ量を変えることをお勧めします。

 

▼画面左の方にあります。色はAMSと同期させてください。

 

Auto-Calcを押すと色の組み合わせに従ってPoopの排出量を調節してくれます。Multiplayerというところは通常1ですが最大3まで変更できます。いわば倍率ですね。

 

 

最初の方でちょろっと書きましたがマルチカラー造形の時のタワーは必ずしも必要というわけではないです。というのもBambuLabのX1はよくあるマルチカラー造形ではタワーだけなところ、Poopという仕組みがあるのでそこで十分に切り替わってます。

 

▼色変えタワーはここで消すことができます。

 

またタワーを消す場合は併せてSliceEngineeringのPlastic Repellentを塗布しておくと尚良いです。

 

▼購入はこちらからどうぞ

Slice Engineering | Industrial 3D Printer Components

 

クーポンコード(全てのSlice製品で使えます)

YUTOH5

 

 

私は45mLを買いましたがお試しの場合は3mLでも良いと思います。

 

▼タワー無しで塗布後印刷

f:id:YuTR0N:20230914161003j:image

 

あとはPoopが変な場所に出ちゃう現象も塗布後は遭遇していないのでそちらの対策としてもお勧めです。

 

【3Dプリンター】JLCPCBで新たに印刷したMJF部品と以前印刷した部品の状況確認

どうも、YuTR0Nです。

 

あまりMJF印刷同士の比較を行なっていなかったので過去のもの+今回印刷したものの評価など。

 

※本記事はJLCPCBさんから印刷部品の提供をいただいてます(一部)

PCB Prototype & PCB Fabrication Manufacturer - JLCPCB

※本記事内のリンクを経由して商品やサービスを購入していただくと売上の一部が当ブログに還元されます!!

 

他社との比較

まず始めにこちらは今回印刷したStealthburnerの部品を自分で印刷した部品と組んだもの。チェーンを受ける部品はABS-CFで作ったものなのでMJFではないです。

 

FDM、MJFそれぞれ肌の特徴があっていいですね。

 

カバー部分はBlurollsのMJFキットのものです。JLCPCBのものと比べて積層?が変に目立つのと染色具合が毎度微妙な色なのでJLCPCBにデータを投げて作ったほうが仕上がりが良くなると思います。

 

www.psych0h3ad.tech

昔の印刷品はいかに?

また今回はしばらく使っていたMJF仕様のVORON TAPをばらしてみました。初期のデザインなのでFacebookのグループなどみてると歪んでしまったケースや破断したケースもあったようですがうちのは特に変化なしでした。一番力を受けてるベルト保持部も問題ありません。

 

そこそこ使った割に見た目はほぼ新品状態。


 

試作!

また今回は何か便利なものをデザインしてみようということでCasetifyのケースでもMomentのレンズが使えるものをデザインしようと試みました。

 

まず最初のデザインはBambuLabで印刷→変更してまた印刷というのを繰り返し4回ほどでとりあえずレンズのはまりはいい感じになったので少しロゴをいれてみたりしてJLCPCBさんで発注。

 

www.psych0h3ad.tech

 

Momentユーザーさんはわかると思いますがレンズ保持部はかなり薄く今回も0.8mmでトライしてみました。MJFはそれくらいなら特にエラーなく出てくる印象です。

 

ただやはり精度よく出るせいもあって少しレンズは緩めになってしまいました。

 

また、今まで薄くて長い板状のものを作ってこなかったので気づいていませんでしたがナイロンなのでABSよりはやわらかいわけです。そのため今回の用途だと薄い板厚でデザインした箇所が大半だったためレンズの重さにまけて歪んでしまうということを発見。

 

せっかく印刷させてもらったのでためしに90度曲げたところ数回くらいならMJFまだ元には戻る様子でしたが、ABSは白化してしまいだめでした。

 

これらの発見を生かして次は少し厚めに、なおかつケースに埋め込むタイプでのデザインを試みる予定です。対応ケースはCasetifyやUAGを考えています。もしうまくいった暁にはiPhone 14 Pro MaxのMomentユーザーさん、検証のお手伝いお願いします!

 

そして再びプリンターの話題へ...

今回は他にも小型ツールヘッド向けのファンシュラウドを印刷してみました。一応壁は大体0.8mm厚ですが厳密には一部それ以下な感じです。FFFで0.4mmノズルで印刷してみましたがやはり薄いのと組み立ての仕方なども相まって簡単にパキパキ折れてしまいました。

f:id:YuTR0N:20230731235055j:image

 

そこで今回はこちらもMJFでトライしてみることに。色味を見たかったので染色なしとありでミラーで造形。組み立てでも折れるといった問題もなくやはりナイロンの柔軟性+MJFの精度/積層強度が役に立っているせいか適当に組んでも割れることなく取り付けできました。耐熱性という意味でも独創的なファンシュラウドをデザインされた際はMJFで試してみるのも良いと思います。

 

FFFで印刷して問題ないなら薄壁がある場合「とりあえずリスク承知だから印刷して!」とコメントを入れておくとフィードバックで止まることなく印刷してもらえます(自己責任)。

 

家のプリンターでデザインチェックをしたらJLCPCBでMJF印刷!というのが良い流れだなと思います。

 

twitter.com

【3Dプリンター】ゲームチェンジャー爆誕 予算があるならこれ一択!! レビュー記事 BambuLab X1 Carbon AMS Combo 圧倒的な利便性とスピードを兼ね備えたマシン

どうも、YuTR0Nです。

 

3Dプリンターの選び方フローチャートを作ったのがきっかけでこの度BambuLab JapanさんからX1Carbon AMS Comboを提供していただきました!

存在はもちろん知っていたもののあまり詳細は調べてない状態でした。YouTubeライブでの開梱ももちろんそのままの状態で開梱。動かせたらいいな程度だったのにライブ開梱しながら印刷完了までできてしまって拍子抜けした次第です。

 

▼開梱時のライブ配信

www.youtube.com

 

今まで購入したもの、触れたことのあるプリンターの中で正直「1番良い」と思います。

 

参考までに今まで触れたことあるものだとReplicator, daVinci Jr. 3in1, daVinci Jr.ProX+, Ender-3 Pro, Ender-5 Plus, ZONESTAR Z9M3, X5SA, Tronxy D01, Tronxy XY-3SE, Voxelab Aquila X2, EasyThreed, VORON 2.4, VORON 0.1, VORON 0.2, Artist-D, Ender-3 V2 NEO, Method X, Magician Pro, KP3S Pro...他は忘れました。

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BambuLabのプリンターが向いているかどうか

もちろん最初購入する際の価格は個人には高いのでその点踏まえると趣味で3Dプリンターを組んでいる人や低コストで抑えたい層、改造して機能拡張したい層には向かないプリンターです。

 

逆にそれ以外の層、例えば

デザインが本業でプロトタイプ/モックを作りたい

会社/学校に導入したい

小ロットでFFF方式で印刷した造形物を売りたい

 

こういった層かつ印刷サイズが満たせているのであればBamuLab X1C AMS Comboこれ一択といっても過言ではないです。

3Dプリンターを使いたいとは言ってもそもそも3Dプリンター自体には興味なくて「3Dプリンターで印刷したものが欲しい」というのが本来の目的です。

(私は3Dプリンターで3Dプリンターを作りたい3Dプリンターに興味がある方ですが!)

そうなった時

  • 調整の有無
  • 直感的な操作
  • メンテナンス部品/方法の充実簡単さ
  • 材料の選択肢
  • 印刷速度
  • ソフトの操作性

これらの要素が主に大事だと思っています。

調整ビルドプレートのオートレベリングの話のみならず

  • そもそも組み立てが必要な場合
  • オートレベリング以前の調整(例えば偏心ナットなど)
  • レベリングの際のノズル掃除の有無

もちろんプリンターを既に触れたことがある人からするとそれくらい...と思うところはありますが必要ないなら無いに越したことはない作業です。こう言った作業はそもそも無い or 自動で行われます。

ノズルでレベリングするタイプのプリンターはいくつかありますが結局レベリングする前にノズルを掃除しておかないと調整が狂ってしまいます。

 

購入は公式サイトから、もしくは正規代理店のRIMさんから購入可能です。

 

rim-3d.co.jp

Amazonにもあったりしますが到着日までも長いので在庫を持ってない業者な気がします。(しかも高い)

メンテナンス性

プリンターといえどやはり何かのタイミングでトラブルはつきものです。それは3万円だろうが諭吉さん数百人コースでも同じです。

メンテナンスをしなければいけない!という時に

この場合はこうしてください

というFAQは大体大雑把には提供されてるもののこと細かくは書かれていません。インターネットで自分であちこち調べるか代理店に問い合わせて返答待ちというケースが多いかと思います。その点BambuLabは公式のWikiがかなり充実しています。

またメンテナンスが可能なものの部品自体はお取り寄せ必須!というものも多いです。Amazonで公式部品が取り寄せ安いのは正直Crealityくらいで他はメーカー・代理店などから買わなきゃいけないケースが大半な気がします。壊れたから買いたいなと思ってもそもそもその部品が売ってない・購入可能なリストに掲載されていないというケースも多いです。

BambuLabはAmazonでは取り寄せできない(今のところ)ものの公式サイトからかなり細かい部分の部品まで購入可能です。発送自体も大阪の倉庫からの発送なので海外からの発送よりも早くまた関税なども特にありません。Prime並みの速さではないですが問い合わせずともカートに入れてポチるだけですぐ届くというのが非常にありがたいところだと思います。

入手性のみならず交換が簡単にできるよう工夫がされたデザインなのも良い点です。もちろんやはり価格帯が上になればなるほどワンタッチで交換可能なエクストルーダーなどはありますがそこはやはり価格帯なりの交換方法になるのでネジを外したりコネクタを外したりという作業は発生します。

とはいえ交換頻度の多いホットエンドモジュールで例を挙げると

配線面

サーミスター、ヒーター、ファンそれぞれで別規格のコネクタが使われているので差し間違えができないところ。いただいたマシンを壊す如く遊んではみたのですがすんなり治って今も元気に稼働中です。

 

www.psych0h3ad.tech

www.psych0h3ad.tech

機械面

ホットエンドがノズルまで一体化されているのでノズルの締め忘れなどといったミスがなく、また固定がショルダーボルトタイプなので固定するだけでおよそ位置が正確に固定される。

あくまで個人的な感想なので工作機械レベルの人からしたらこんなんじゃダメだというところもあるのかもしれませんが一般人としての目線です。

 

印刷精度

印刷精度はやはり樹脂なので材料によっては収縮しやすかったり吸湿しやすいものもありますしノズル径、レイヤー厚さにも影響されることも考慮してかX1Cのページには記載されていません。

というかそれが本来は正しい気がします。

そのため製品ページには機械精度が掲載されています。

極力オーバーハングは避けた形状にする、もしくはVORONなどの印刷部品などで活用されているサポートレスで綺麗にでるデザインを採用するというのも手ですし後から加工するというのもアリです。

 

ただし後加工前提の場合素材は考慮した方がいいです。例えばPLAなんか摩擦ですぐ溶けちゃいますからね...。あとはWallの数を増やしておくことです。

 

セキュリティ

やはり3Dプリンターは便利といえCADファイルという大事な資産ありきで動く装置です。

最近は中華系企業に制裁も入ったニュースが多く皆さんも気になっているところではないでしょうか?

X1Cはクラウド連携機能があるのでスライサー、Bambu Handyアプリなどを使うとめちゃくちゃ便利です。その反面やはりセキュリティは気になるところ。会社によってはマシンを繋ぐこと事態不可というところもあると思います。

そこで今回は気になったのでBambulabのサポートへ直接聞いてみました。

スクリーンショットを使っていいと許可をいただいたのでそのまま掲載します。

 

f:id:YuTR0N:20230727191513j:image

 

回答としては日本語で言うところの「ローカルモード」経由で繋ぐことでセキュリティリスクを減らすことができるとのことです。

 

ローカルモードに入っているプリンターはスライサーでプリンターIDの隣に鍵マークが現れます。

 

もしくは古のmicroSDカード経由で送るという方法ですが少々利便性に欠けます。

 

ここ気をつけたのにセキュリティカメラが規制かかっているところのを使っていた!とかだと元も子もないのでそういうところも見直す良い機会ですね。

 

AMS

もちろんAMSは完璧ということではなく

 

  • 中でフィラメントが折れてしまうと面倒
  • 湿気対策は乾燥剤のみなのでナイロンなどを常用するのには向かない
  • TPUなど柔らかいものもしくは折れやすいフィラメントには向かない
  • フィラメントの巻きの固定部分がメーカーによっては相性が悪い
  • 紙スプールフィラメントと相性が悪い
  • 標準から外れたサイズだとアダプタもしくは巻き替えが必要

 

と言った課題点はあるものの知り合いもMMUやERCF付きのプリンターがあるにも関わらずAMS搭載のBambu機しかもう使ってないとよく聞くのでマルチカラーユニットの中では頭ひとつ出ているようです。

 

更新2023/09/07

はじめて昨日AMSを分解してみました!!なんと見かけはごついですがネジ2本だけで中のユニットを外せます!詰まった際も簡単にメンテナンスできて神すぎる...。

f:id:YuTR0N:20230907231021j:image

 

個人的には70℃まで昇温できるAMS ProてきなSomethingが欲しいところです。

 

素材

今のところPLA, PLA+, ABS, ABS+, Silk PLA, PolyTerra, Polylite PC. PC-ABSを試して問題なさそうです。ベッドが120度まであがるのでPC等の素材でも安心できます。

 

PCやABSなどはフィラメントドライヤーがあると湿気の多い時期は安心です。

 

 

あとはアニリングしたい場合はTESCOMのコンベクションオーブンが便利です。

 

 

PLAオンリー!という方はP1PやP1P+AMS、それか執筆時点ではまだ日本にないP1Sコンボでもよい気がします。

 

2024/04/05

AMSを使用せずフィラメントドライヤーからの供給にてPhaetusのPAHT-GFなども問題なく印刷できています! PPA-GFなどのプロファイルを流用しています。

 

こちらのモデルは他素材でもオーバーハング部分垂れたりすることもあるので十分なクオリティです!!
f:id:YuTR0N:20240405163001j:image

 

有料部分は今後の展開の希望などを書いているだけです!

 

もしこの記事が参考になったという方はシェア・記事購入でのサポートをしていただけると今後の励みになります。

 

またBambu製品購入の際はカゴに入っていない状態でリンク経由で購入していただくことでブログがほんの少し潤います。テスト用のフィラメント購入やプレゼント企画、ブログ運営に充てていきますので是非よろしくお願いします!

 

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

 

【3Dプリンター】Mellow SB2040 V1のセットアップ-ミスったとこなど-

どうも、YuTR0Nです。


SB2040の配線はここを見ればOKです。

今回はRaspberry Pi 4B - UTOC-1- SB2040という構成です。
Fly Klipper Docs

SB2040はV1/V2は対して違わないです。V2の方がコネクタの向きが優しい設計です。
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ファンの設定

SUNONの5015使うためにはhardware_pwmが必要とのこと


動かないのはそれが原因だったのか〜!
f:id:YuTR0N:20230612124149p:image

 

だがしかしエラー!

f:id:YuTR0N:20230612124309j:image


原因:

今回見やすくするためにヘッド側のconfigをtoolhead.cfgとしてたところまでは良かったですが古いExtruderのファン設定をprinter.cfgでコメントアウトし忘れていました。その後再起動したら問題なく動作しました。

 

サーミスターエラー

シンプルに挿し忘れ。PT1000の場合はジャンパー挿す必要があります。

 

何事も基本が大切。

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